デザイン5のルール

1、最小にして最大の効果が得られ、また明快かつ雑多な部分を排除するカタチとする。
2、シンプルな外観で外壁は単色とし、正しい色を使う。
3、構造に逆らわないが構造を利用するデザインを行う。
4、外構も含めてのデザインとする。
5、例え50年経過しても、訪れたくなる建物にする。

設計5のルール

1、家族全員の各個室のほかに予備室を1つ造る事。
2、各室に設ける収納のほかに共用の収納スペースを設けるか、または各室収納の内1つを大きい収納とする。
3、液晶TV、パソコン、FAX電話、DVD及びオーディオ機器、ポット、家具など現代の住宅で必要なスペースを設けておく。また、寝室でもパソコンが出来るスペースを確保する。
4、植栽スペースなどの空地を北東南西の各面設けられるような建物配置とする。
5、将来的に室の床をはずし吹抜けなどに減築できるようにしておく。

コストに関する5のルール

1、オーソドックスな部材を基本とするが部分的にはこだわる。
2、構造的な有利を優先する。
3、屋根勾配は4寸以上にしない。屋根材は板金とする。
4、飾りだけのものは取付けない。また、意味のない窓はつけない。
5、全体に対し、相応な大きさの設備とする。
    

設計主旨

楽しいと思えるには
さみしい気持ちにならない環境が要る
余裕がほしい
あそぶことも明日につながっている

いくら広くても、高くては毎日の余裕をなくしてしまう。
だからといって小さすぎても潜水艦に住んでいるような気分になる。
最小の部屋のサイズとしては3帖の部屋に家具を置くことはできないので最低4.5帖は欲しい。
友達と飲み明かすにはリビングでもいいが、泊まれる部屋を準備してもてなしたい。
自分が一人寝たくなる時もあるだろう。
趣味の道具や雑貨、コレクションの部屋がお泊り部屋にもなるような、
あそびの部屋でも人が泊まれるぐらいの広さは欲しい。

小さい時の一緒は想像できるが、大きくなった時の添い寝は想像できないので、
子供自身が自分の領域をつくれるよう、きちんとした個室を最初からつくる。
大きな買物なので、買い替えは効かないと考えるのは堅実だ。
しかしそう大きい負担にならないのであれば、買い替えの可能性も残せる。

創りっぱなしでそれからを過ごすことはないようにしたい。
インテリア、内装、家具、設備は良いと思えるものがファッションのように新しく変わっていく。
家を人間本体とすれば、インテリアや家具などは衣服といえる。
ファッションの費用を捻出するために、家の支払いを少なくさせるのが理想的だ。
そしてあそぶ。

恋愛は人をやる気にさせる。
車、音楽、趣味に関わるモノに対しても近い感覚がある。
モノへの恋心も人を前向きに楽しくさせてくれる。
より魅力を帯びるならば、より気持ちは高まる。
家にも新しい服を着させたい。
それ見て、使い、暮らしてみて満足し、前進してみたい。
そして、そんな対象になるモノ(=家)を創り、楽しい時間を過ごしたい。